こんにちは、今回は鍼灸マッサージをやっています関が担当します。
12月に入って急に寒くなってきましたよね![]()
皆さん体調は大丈夫ですか?
この時期になると、「手足が氷にように冷たくてつらい」「布団に入ってても体が冷えていて眠れない」
とかいう相談が増えてきています。
昔から「冷えは万病の元」と言われ、体が冷えることで不調や病気を引き起こします。
自分も50を過ぎてからかより冷えを感じるようになってきました![]()
冷えによる身体の不調を書き出すといっぱいあり過ぎますので、今回は冷えて眠れないときに睡眠の質を上げる
「自宅でできるお灸とツボ」を紹介したいと思います。
なぜ手足が冷えると眠りにくいのかは、「深部体温」と深く関係しているといわれています。
人間は、脳や内臓の温度(深部体温)が下がるときに強い眠気を感じるようにできています。
健康な状態であれば、寝る直前に手足の血管が拡張し、そこから熱を外に逃がす(放熱する)ことで体の中心の温度を下げようとします。
眠い時に赤ちゃんの手足がポカポカ温かいのはこのためです。
これは、寝つきの良い睡眠には「放熱」が必要です。
でも手足が冷えてしまっているとこの「放熱」つまり手足からうまく熱を放出ができません。
そうすると体の中心に熱がこもり「深部体温」が下がらず、脳が「休息モード」に切り替わることができないのです。
これが手足が冷えて眠れないということになってしまうのです。
そこで今回は、冷えと睡眠に効果的なツボを紹介します![]()
「お灸」をお持ちであればお灸をしていただき、お持ちでない方は、このツボを指圧して刺激してみてください![]()
<三陰交>
このツボは、前回の自分のブログ(https://pnf.co.jp/blog/12705/)の時にも紹介しましたが、自律神経を整えるツボでもあり、冷え性にも効果的な万能ツボです。
場所は、足の内くるぶしから上指4本分、骨のすぐ脇にあります。
<太渓>
このツボは、冷え性だけでなく、慢性的な疲れにも効果的です。
場所は、足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあり脈の拍動を感じるところです。

<湧泉>
このツボも冷え性だけでなく身体的、精神的な疲れなど体の不調を改善する万能ツボです。
場所は、足の裏にあり、足の指を折り曲げたときにできるくぼみの中央部にあります。
お灸は熱くて我慢できない手前までで、指圧は痛いけど気持ちいい程度で5秒ぐらい押してみてください。
今回は、冷えと睡眠の関係についてのお話をしましたが、冷えは様々な不調の原因になっていることが多いです。
冷え性を改善したい、ツボに位置などいまいちわからないという方がいらっしゃいましたらいつでもご相談ください![]()

