今回は御茶ノ水の江口が担当致します。
去る4月7日に、弊社にてサポートさせて頂いております能楽師 関根祥丸様 がご出演なさった 観世会 春の別会 へご招待頂き、観覧して参りました。
本会のメインである 道成寺 は 数ある能楽作品の中でも特別な能です。(1300年以上の歴史がある和歌山県に実在するお寺です)
その特別な作品の主演をなさることはもっと特別なことで、チケットは販売開始からすぐに SOLD OUT との事でした
見どころはたくさんあるのですが、まずは何と言っても大きな鐘が舞台中央に どーーん!と存在感を示します。(と、聞くと分かる方も多いかもしれません)
この鐘が物語の一つのカギとなるわけですが、まずその視覚効果に圧倒され、これが室町時代に作られたことを考えると当時の人々はさらに衝撃を受けたことが推測できます。
関根様のパフォーマンスは、素人目からでも分かるほどそれはもう圧巻で、演じ終えられた後の拍手の凄まじさを受けた聴覚と触覚が、今でもすぐに思い出されます。
今回、私は能を観覧するのは2回目で、初めて観た時は正直に申しまして、人々を魅了するポイントやその理由がほぼ、分かりませんでした。。
しかし今回はそんな特別な作品だったこともあってか、演者の方の所作の美しさだったり、タイミングや間、強弱、緩急など、前回には気づかなかったところが気づくようになっていて、受ける側の感性によって楽しみ方が変わる事を学びました。
今後は意識的に、こういった場所や機会に触れて自分の感性を磨き、人間力を高め、さらには施術に反映できるよう、今後も精進したいと思います!!
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