こんにちは
今回は大阪店の江口が担当させていただきます。
すっかり春らしくなってきましたね。
元高校球児としては、「春はセンバツから」という言葉が心地よく耳に響きます。
さて、野球といえば野球のワールドカップ・WBCの盛り上がりが佳境に入ってきました。
このブログがアップされる時に、日本が順当に勝ち進んでいることを祈りつつ今書いています。
侍JAPANの中で、弊社に来られている内海投手、山口投手、杉内投手はもちろんのこと、僕が個人的に注目している選手がもう一人います。
今や日本の守護神・牧田和久投手
アンダースローから繰り出されるキレのいい直球、タイミングを外すフォームと変化球で打者を翻弄します。
海外にはこういったタイプの投手は皆無なので、国際大会にはかなり有効といわれています。
手脚が長く、重心が高い外国人には難しい投法のようですね。
その水中に深く潜っていくような投球フォームから、アンダースロー投手は“サブマリン”(潜水艦)とも呼ばれます。
2006年、2009年のWBC日本代表でも活躍した、サブマリン投手がいました。
千葉ロッテマリーンズ・渡辺俊介投手
地面スレスレから放たれるボールで海外の選手を驚かせ、キリキリ舞いさせました。
僕はこの“サブマリン”に魅かれます。
なぜかは分かりません。
いや、一つ理由が思い当たります
一人の伝説の投手の存在です。
僕が小さい頃、よく父親に連れられて野球観戦に行ったのは、甲子園よりもむしろ阪急ブレーブスの本拠地・西宮球場でした。
当時のパ・リーグの球場といえば今とは違い、観客も極端に少ないのでおっちゃんのヤジが丸聞こえ。
ロッテの三冠王・落合選手が汗を拭うと
「こらー落合~ヘルメット脱ぐなー 髪の毛が薄いのバレるど~」
西武の新人・清原選手が特大のホームランを打つと、
「おら清原ー デカいのは面(つら)と態度だけにしとけーっ」
周りからは笑いが起こり、言われた選手もこっちを見て苦笑い。
何せ静かなんで、普通に選手まで聞こえちゃうんですね。
また、あまりに観客が少ないので、子供たちがスタンドの端の方でキャッチボールをしている時もありました
そんな雰囲気が僕は大好きで、いつもワクワクして球場に行くのでした。
そしてある日、僕は一人の投手に目が釘付けになったのです。
元阪急ブレーブス・山田久志投手
通算284勝。
最強のサブマリン。
天まで届かんとばかりに足を高く上げたかと思うと、まさに潜水艦のように深く上体を沈ませる、独特で華麗なフォーム、立ち振る舞い、マウンドへ登り、打者を打ち取って帰っていく姿‥とにかく、カッコいい
僕が実際に見た山田投手は全盛期を過ぎ、変化球でかわすスタイルになっていましたが、入団当初はアンダースローでありながら150km/h は出ていたと言われるほどの剛速球を投げていたそうです。
そんなアンダースロー投手も体格の変化や「体への負担が大きい」という理由から、日本でも昔ほど見られなくなりました。
少し寂しい気もします。
しかし、今年はソフトバンクホークスにドラフト6位で入団した山中浩史という技巧派サブマリンが注目されているそうです。
ここまで挙げた選手もそうですが、何故か昔から個性的な選手はパ・リーグに多いんですよね。
この日本人にしか出来ない投げ方()のサブマリン投手が、今後も多く現れることを楽しみにしたいと思います。
あっ、ここ大阪にも今年あたりドラフト指名を受けそうなサブマリンがいました。
こ、腰が‥
がんばれ!侍JAPAN!