こんにちは、御茶ノ水所属の山谷です。
12月も中旬となりやっと本来の冬の寒さとなりました
そろそろ一年の総括をしても良い時期のようで、マスメディア上には当然のごとく「今年の重大ニュース」などが載っています。
たいていの重大ニュースは気が重くなる内容が多いので、明るい話題で今年の総括を……
ということで「2018新語・流行語大賞」を取り上げてみようと思います。
ノミネートされた30
あおり運転 ・ 悪質タックル ・ eスポーツ ・ (大迫)半端ないって ・ おっさんずラブ ・ GAFA(ガーファ) ・ 仮想通貨 / ダークウェブ ・ 金足農旋風 ・ カメ止め ・ 君たちはどう生きるか ・ 筋肉は裏切らない ・ グレイヘア ・ 計画運休 ・ 高プロ(高度プロフェッショナル制度) ・ ご飯論法 ・ 災害級の暑さ ・ 時短ハラスメント(ジタハラ) ・ 首相案件 ・ 翔タイム ・ スーパーボランティア ・ そだねー ・ ダサかっこいい / U.S.A ・ Tik Tok ・ なおみ節 ・奈良判定・ ひょっこりはん ・ ブラックアウト ・ ボーっと生きてんじゃねえよ! ・ #MeToo ・ もぐもぐタイム
の中から特に順位はつけずに以下の10の言葉が選出され、その中で年間大賞が一つという結果
・そだねー(年間大賞)
・eスポーツ
・(大迫)半端ないって
・おっさんずラブ
・ご飯論法
・災害級の暑さ
・スーパーボランティア
・奈良判定
・ボーっと生きてんじゃねーよ!
・#MeToo
半分以上は明るい(もしくは暗くはない)話題と言って良いと思うのですが、さて、私としてはこのうちの3分の2くらいは、それらしく説明できそうなのですが、いくつかはというものがありました。
世間の声では「これって流行語」、「今初めて聞いた」、「もう古いよ」なんていう具合に、年代や職業、地域、生活環境などによって全く無関係な場合もあり、最近は流行語大賞の存在意義まで問われたりもするようです。
全部の簡単な説明を書こうと思いましたがちょっと多すぎるので、私にとって字面だけでは全く想像のつかなかった「ご飯論法」を私なりに簡単に説明というか、紹介しようと思います。
国会で野党議員の質問に対し、 加藤厚労省が真相の追求を逃れるために、野党議員が質問の論点をずらした答弁を繰り返したことについて、法政大学教授の上西充子教授が自身のTwitter上で
Q「朝ごはんは食べなかったんですか」
A「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」
Q「何も食べなかったんですね」
A「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので・・」
そんなやりとり。加藤大臣は。
12:58 – 2018年5月6日
といった形のたとえで、国会でのやり取りを「朝ご飯食べたか」に対して「はい、食べました。」で良いものを「パンは食べたけど、それってご飯じゃないよねー」と、そこいら辺の子供並みの回答ではぐらかすような質疑応答が横行しているとツイートした事を受けて、ブロガー・マンガ評論家の紙屋高雪氏が命名したのが、この「ご飯論法」の簡単な説明です。
かえってややこしくなったか……
正確に知りたい方は、ぜひご自分で調べて下さい。
ちなみに2017年に年間大賞に選ばれたのは「忖度」と「インスタ映え」の二つですが、「忖度」は、(私にとっては)それまで聞いたこともなかったり、ふりがなをつけなければ読めなかったものが、一年たった今ではすでに小学生が使いこなしていたりしますし、「インスタ映え」の方は去年よりもっと進化()した形で『映え(ばえ)』になっていたりします。
もしかしたら、大人たちが忘年会でDA PUMPの『U.S.A.』をダサかっこよく歌い踊っている間に、年が明けるころには小学生が「ご飯論法」を駆使して宿題から逃れたり、親からお年玉をぶんどるようになっているかもしれませんよ
一年後に今年の流行語の何が残り、どれが進化し、また忘れられるのかを検証するためにも、来年も流行語大賞は継続してほしいものです。
最後に「大予想2020年の流行語大賞」……
高輪ゲートウェイを略して「高ゲー」って。
ないか……….
では良いお年を