こんにちは
本日は、西宮の大浦がブログを担当させて頂きます。
今回は、もうベストシーズンは過ぎてしまったのですが、“苔”についてのお話をさせていただきます。
私の家には小さい“苔”の鉢植えがあります。
これは、私が理学療法士として働き始めてからずっと公私ともに一緒だったセラピストの友達から、今回職場が離れてしまうにあたって、「私だと思って持っていって」と手渡されたものです。
直径3cmほどのヒヨコの顔を模した鉢の頭の部分が苔になっていて、とても愛らしいのです。
ただ、毎日もしくは2日に一度はたっぷりの水に浸してあげないと苔が乾燥してしまい、色が深い美しい緑から黄色っぽく変わってしまいます。
そして、残念ながら私はきっちりとした性格ではないので、どうしても水を忘れがちになってしまいます。
友達はもちろん私のことを私以上によくわかってくれているので、こんな私にどうして苔のプレゼントなのかな…と思っていました。
でも最近ふと、苔に水を与えてあげるたびに、その友達のことを思い出している自分に気が付きました。きっと友達は、「私のこと、忘れないでね」という気持ちも込めて贈ってくれたんだなぁ、と今さらながら気がつきました。
その気持ちがうれしくてほろっとしたのと同時に、苔を枯らしてしまったらどうしようと思わずにはいられませんでしたが(笑)。
また、京都には苔の庭園で有名な西芳寺(苔寺)というところがあります。
昨年、その友達と西芳寺に行ってきました。
このお寺は拝観するのにハガキで事前申し込みが必要で、拝観料も3000円とビックリするくらいのお値段です。
しかし、そこで一番印象深かったのは、庭園を見る前に1時間ほど写経をする時間が設けられていて、それが済んでからでないと苔の庭園を見にいけないということです。
足がしびれてヨタヨタしながら苔を見に行ったのは言うまでもありません。
でも、写経で心が清らかになってから庭園の苔を見ると、また一段と素晴らしいものです。写経をするという機会もなかなかないですので、とても良い経験でした。
また、みなさんも京都に行く時には是非体験してみてくださいね