こんにちは
今回は大阪店の江口が担当させていただきます。
ようやく、暖かいと感じる日が多くなりましたね。
さて、この数ヶ月心理学を学ぶ機会がありまして、その中からお話を少し。
突然ですが、皆さんはこの完全な円と不完全な円を見てどちらが気になりますか
たまに左の円が気になるという方がおられますが、たいてい右の不完全な円が気になる方がほとんどです。
(私の知る限りでは98%くらいでしょうか)
これは心理学的にも言われていて、人はとかく不完全なところ、足りないところに目が行ってしまいます
例えば、奥さまが旦那さまに対して
「料理を作っても、おいしいと言ってくれない」
「話をしたいのに家ではテレビばかり見ている」
「トイレに入ったらなかなか出てこない!」
などなど、挙げたらキリがないんでしょうが、
「顔はもともとタイプなんだよねー」
「ゴミ出しやお風呂掃除は毎回してくれるしー」
「休みの日は、たいてい家族サービスしてくれるのよっ」
などなど、実はたくさん満たされている良い部分があるにも関わらず、足りない部分を見てしまいます。
生活の中で、自分自身についても同様に、
例えば
「はー‥今の仕事って、休みは少ないし、その割に給料少ないよなー」
「彼にフラれちゃって‥。何してもやる気が出ないわ~」
「あーあ、この店は美味しくなかったなーあー失敗した‥」
このご時世、正社員として働けて社会保障もしっかりしていて、ボーナスまでちゃんと出る。
後回しにしていた友達との旅行に行けて、また自由に新しい出会いを求めることもできます。
食べたくても食べられない人がいる中、食べたいものを食べられる。
それでもやっぱり人は満たされない部分を見ようとします。
逆に言うと、満たされている部分は気にならないとも言えます。
実は、私たちセラピストという職業も患者さま・お客様の足らないところ、苦手なところ(例えば関節の動きが足りない、ここの筋力が弱い、など)に目がいきがちです。
もっとも、その方の状態を把握して、その苦手なところにアプローチする必要があるので、それはそれでとても重要なことなんですが、PNF には ポジティブアプローチという考え方があります。
“対象者の精神的にも身体的にも良い部分に目を向け、それを利用することで弱い部分に働きかける。常にポジティブな姿勢、考えでのぞむ。”
ですから、PNF研究所のスタッフは皆、良い部分にもしっかり目を向けて日々アプローチしています
私自身、このポジティブアプローチが、PNFを好きな一番の理由でもあります。生活の中でも、セラピストとしても、常にポジティブに。
減点主義ではなく、加点主義でこれからも頑張っていきたいと思います
だーーっ