こんにちわ
本日は御茶ノ水の理学療法士牧が担当させていただきます。
先週の真冬に逆戻りのような気候から少しずつ回復し、やっと暖かくなり過ごしやすくなってきたなぁと思う今日この頃、皆様はいかがお過ごしですか
この時期になると「春眠暁を覚えず」という言葉が頭をよぎるくらい、毎日眠いですね
まぁぼくの場合、基本的にいつでも眠たいんですけど、ついつい夜更かししてしまう癖があるので、自業自得なんですが。。。
陽気がよくなって昼寝でもしたくなっちゃうなぁって時のように、この時期はいい言い訳のように口にしてしまう「春眠暁を覚えず」という言葉ですが、正しい意味はわかりますか
学生時代に国語、特に古典は赤点のオンパレードだったのですが、この冒頭のフレーズしかわからず、どこのだれが何の目的で話した言葉なのか一切知りませんでした
正確に言うと教わったのかもしれませんが、全く記憶に残っておりませんでした。
(古典のK先生ゴメンナサイ)
実は、この言葉には続きがありまして、「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少」というらしいです。
この辺でもう古典アレルギーが出てきていますが、もう少し頑張ってみましょう。
この言葉は中国の唐の時代の詩人、孟浩然(モウコウネン)によって詠われたものらしいです。あ~あのモウコウネンね~とは全くならない、初めて聞く名前の詩人でした。
意味は「春の夜は気候もよく心地よいので、夜明けも知らず鳥のさえずりが聞こえる。
昨晩は風が吹く音がしたが、おそらく花がたくさん散ったことだろう」というふうに訳されるそうです。
古典アレルギーによりこの辺で限界ですね
※参照「故事ことわざ辞典」http://kotowaza-allguide.com/si/syunminakatsuki.html
つまり、気候が良くてよく眠れるから朝起きられないなぁっていう言葉で、上記のように昼寝がしたくなっちゃったわ~って言う時の言い訳に使う言葉ではないという事ですね。
がしかし、春という季節は皮膚の表面血流量が増加し、交感神経が活発になるので、「何かしよう」「外に遊びに行こう」といったアクティブな季節でもあります。
また、卒業、入学、就職、異動など様々な事で環境も変わり、生活リズムに変化が出てきたりする時期ですので、疲労感やだるさ等を感じて、朝だけでなく昼間も眠たくなる季節であることには間違いないようです。
ちゃんと理由があるんですね
この歳になってまさか、思いがけず古典を勉強して眠くなってきましたので、これからしっかりと寝たいと思います。
おやすみなさい。
おしまい